栗東民報

栗東民報 2012年12月30日号

学校給食センターの建て替えは
    H30年度完成予定

H26年度から基本計画の策定 7500食を想定

    
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学校給食は教育の一環と位置付け
 中学校給食も視野に入れた対応を
昭和48年に開設された栗東市学校給食センターは、耐震工事もできないほど老朽化が進み、児童生徒の増加により、小学校は週5日のうち4日が給食日で、1日のお弁当日を余儀なくされています。また、中学校給食はH21年4月から廃止されています。

国の資料によれば、全国的に小学校給食は100%に近い実施率です。中学校給食も7割を超える自治体で実施され、年々増える傾向です。
そういう中、栗東市においても給食センターの建て替えとともに中学校給食の再開を求める声が上がっています。

 

米飯はセンターでの自炊を計画

大西時子議員は12月議会で、給食センターの建て替えと食育について質問しました。教育長は、「新しい給食センターの建設計画は、H25年度内部検討を行い、H26年度に基本計画を策定する。その中で、具体的な場所や規模について検討していく」と答えました。

現在、米の炊飯が外注になっていることについては、センター内で自炊すると答えました。そうなれば、栗東産のお米を市内で炊いて、炊き立てを各学校に配送することが可能になります。

中学校給食が計画に入っていない

しかし、市は「7500食は、幼児園・幼稚園・保育園・小学校の人数が増えていくので、その人数から積算した数字ある」と説明しており、中学校給食の実施が計画に入っていないことがわかりました。これは、納得できない話です。

大西議員は、質問の中で11月に視察した石部中学校の給食と食育の取り組みを紹介しながら、生徒の健全育成の視点から食育の重要性を強調し、中学校給食の再開を求めました。





新・集中改革プラン

水道料金の値上げは7.5%
  〜H25年10月から実施予定

H25年10月から実施予定の水道料金改定について、上下水道審議会答申が10月26日付けで出され、内容は「現行の7.5%の引き上げが妥当」とするものでした。この答申を受け、市は内部協議を進め、料金改定案を3月議会に上程、4月から広報やホームページを活用し、新料金の周知を図ると説明しました。

 「平均的な家庭で、どのくらいの値上げになるのか」との質問に、市は「使用量により異なるが、2か月あたり60ℓ使用で600円(年間3600円)の値上げになると答えました。さらに、新料金は10ヶ年計画で設定したと説明しました。




「湖南広域休日急病診療所」が
済生会病院近くに新しく開設することに

H26年4月オープン予定

草津・栗東・守山・野洲市にまたがる湖南広域休日急病診療所は、現在草津市大路2丁目(草津警察署隣)に設置されています。設置場所から草津市の利用は多い反面野洲市の利用が少ない等の課題があります。

こうした課題を解決し、4市の広域診療所として充実を図るため、H26年4月を目標に、済生会滋賀県病院の近くに移転・新築することとなりました。
診療科目は、現在と同様「内科」と「小児科」で、新たな開設場所では土曜の夜診や新型インフルエンザ対応などを前向きに検討していく方向で進められています。

急な病気のための時間外や休日の診察は欠かせません。ご意見をお寄せください。医療体制の充実のため
にがんばります。




子ども達の健全育成のために2000万円の寄付金

 〜小林児童文庫図書整備基金の設置
栗東市出身の小林定一郎氏のご遺族から「故郷の子ども達の健全育成に活かしてほしい」として、2000万円の寄付がありました。市は、その意向を尊重し、栗東市立図書館の児童図書の整備の経費に充てるため、「栗東市小林児童文庫図書整備基金」を設置しました。

早速、600万円を予算化し、図書館本館に小林児童図書コーナー(絵本コーナーと調べものコーナー)を設け、絵本や図鑑など約2300冊を整備すると説明しました。3月24日オープンの予定です。

残りの1400万円は基金に積み立て、今後14年程度かけて図書の継続的な整備に充てていくと説明しました。子ども達のためにご寄附いただき、大変ありがたいと感じています。ともに、図書の充実や子ども達の豊
かな育ちのために役立てていきたいと思います。










栗東民報 2012年12月30日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市委員長 國松清太郎
 市会議員 大西とき子
 市会議員 太田ひろみ