栗東民報

栗東民報 2012年12月9日号

12月議会

せめて他市並みに
就学前までの子どもの医療費無料化を


   


 




滋賀県内で
栗東市だけがなぜ有料? 何とか改善を
少子化による子育て支援のひとつとして、子どもの医療費無料化が全国的に広がっています。栗東市も以前は他市に先駆けて実施していた制度ですが、3年前に財政難を口実に一部自己負担金が導入されたために、0歳児から有料となりました。

滋賀県内で、就学前までの子どもの医療費にお金がかかるのは、いまや栗東市だけとなり、県内で一番遅れた自治体となっています。

甲賀市では今年の4月から、多賀町では10月から、通院・入院ともに中学校卒業まで無料となりました。こうした他市の動きもあり、栗東の医療を良くする会(代表・石黒やよい氏)は「栗東市の現状を何とか改善し、子育てしやすい町にしたいとの思いで、8月ごろから署名運動に取り組んだ」と話されました。

請願署名は10、219筆寄せられ、12月27日、栗東市議会に提出されました。

 

保育園・幼稚園・小児科(医療機関)・スーパー前での
  署名運動に共感が広がる


署名活動では「栗東市は住みやすいと聞いて来たのに、がっかりした」「子育てしやすいと聞いていたのに、期待外れだった」などの声もありました。

医療を良くする会は「栗東アルプラザ等のスーパー前、市内保育園・幼稚園前を中心に署名運動に取り組み、医療機関等にも協力していただくことで、1万筆を超えて寄せられた。子どもの医療費無料化は、親たちの切実な願いです」と話されました。いまや就学前までの子どもの医療費無料化は、誰から見てもあたり前の時代です。

なお、医療を良くする会は、12月3日、野村市長宛てに同じ内容の要望書を提出されています。栗東市もこうした声に応え、世間並な子育て支援として、就学前までの医療費無料化を実施するべきです。


 

子ども連れの若いお母さんが 議長に訴え

請願書の提出には、4組の子ども連れの若いお母さん方が来られ、「小さな子どもはいろいろな病気にかかり、医療費の負担も大変です」「小学生になっても大変ですが、せめて一番大変な就学前までの子どもだけでも、無料にしていただきたい」と話されました。

下田議長は「12月議会で、慎重に審査します」と答えられました。

12月議会は、5日から開会され、請願書の採決は最終日の21日に行われます。1万筆を超える市民の願いにどう応えるのか、18名の議員と議会に問われています。





12月議会が始まっています

                    傍聴にお越しください


・12月 5日(水)  開会・議案上程 
・12月12日(水)〜14日(金)  個人質問
・12月17日(月)〜19日(水) 各常任委員会     
・12月20日(木) 予備日
・12月21日(金) 採決・閉会


 個人質問 〜市民の願実現にがんばります

<大西時子議員>
@再生可能エネルギーを活用した地域づくり
A食育と学校給食の充実のために

<太田浩美議員>
@たばこ業者への貸付金の速やかな回収のために
A医療をまもるセーフティネットの充実を
 (国保税の引き下げ・就学前医療費の無料化・予防接種について)
BRD処分場の有害物から飲み水を守るために







栗東民報 2012年12月9日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市委員長 國松清太郎
 市会議員 大西とき子
 市会議員 太田ひろみ