栗東民報

栗東民報 2012年1月29号

県への要請行動 〜栗東市議会

財政健全化・RD処分場問題など
 課題解決のため さらなる支援を

1月23日、栗東市議会は『第3セクター等改革推進債(3セク債)』を活用した財政健全化や長引くRD産廃処分場の地下水汚染など市の重要課題解決のため、さらなる県の支援を求め、県庁を訪れました。議長・副議長・各会派から代表1名ずつによる要請行動で、日本共産党議員団からは太田ひろみ議員が参加しました。

知事と副知事が対応され、財政問題で嘉田知事は「(栗東市が)絶対に財政破たんしてはいけない」と言いながら、そのために市が毎年県から借りている約40億円もの年度越えの1泊2日の一時貸付金については、「今年度末(の貸し付け)は難しい」と話されました。

その後、RD処分場問題や後継プラン等にかかる担当部署にも要請に回りました。

 

知事・副知事と懇談(知事室にて)

オーバーナイト問題

財政破たんを避けるために
 県の支援と協力を

栗東市が財政破たんしないために、毎年県から年度越え1泊2日(3月31日〜4月1日)で約40億円を借りています。これをオーバーナイト問題と呼んでいます。知事は「今年度末のオーバーナイトへの貸付けは困難。他の方法を考えていかなければならない」との見解を示しました。

金融機関等から借りることが難しいため、県から借りていることがわかっていながら、こういう対応は非常に困るとして、太田ひろみ議員は「市の財政破たんを避けるためにも何とか貸付をしていただきたい。他の方法であっても、栗東市まかせにするのではなく、県の支援と協力が必要です」と強く求めました。



RD処分場問題

将来を見込んだ対策を

RD処分場問題の対策工事にかかわって、県は「特措法を適用するためには、H24年度中に2次対策工事(恒久対策)を策定し、国に申請しなければならない。2次対策工事の後は、県有地化して住民の安全に努めたい」との見解を示しました。

現在、周辺自治会と県との間で2次調査・対策について協議がされていますが、住民から「県は有害物を見つけるといいながら、徹底的に調査する気があるのか」などの声が上がっており、住民本位の対策工事策定が困難な状況が続いています。

太田ひろみ議員は、特措法の申請に必要な県環境審査会廃棄物部会で出された委員の意見である「単に現在の支障を除去するだけでなく、将来を見込んだ対策を講じるべき」「揮発性有機化合物(VOC)の発生源特定を重要視する必要がある」等を尊重した対策をするよう求め、そのことが住民の安心安全につながると要請しました。

他の部署とも懇談し、『3セク債』活用で財政健全化が図れるよう県の積極的な支援を要請しました。こうした市議会としての超党派での要請行動も大事だと感じています。
日本共産党は、市民福祉向上のため、皆さんと力を合わせてさらにがんばります。





金勝川 上砥山〜御園付近

浚渫(しゅんせつ)工事が実現し
 川の中がきれいに!

金勝川では、近年背丈ほどの葦や雑草がびっしり生え、水面も見えない状態が続いていました。地域住民から「大雨などの災害対策として、川の中の草刈りをしてほしい」との声が寄せられており、太田ひろみ議員は金勝川の浚渫(しゅんせつ)工事の実施を求めて県や市と交渉を重ねていました。

ようやく12月〜1月にかけて溜まっていた土砂とともに川の中が一掃され、本来の金勝川が姿を現しました。「きれいになってよかった」との声が寄せられています。


        


 
 葦や雑草で水面が見えない金勝川 2011.5月頃


 浚渫(しゅんせつ)工事後の金勝川 2012.1月








栗東民報 2012年1月29日号
日本共産党栗東市委員会発行

 市委員長 國松清太郎
 市会議員 大西とき子
 市会議員 太田ひろみ